
さて、最初のページでネズミの話をしましたよね。餌は何年後に足りなくなるかという問題でした。
あの時は、実際に表を作って何年後にネズミは何匹居て、トータルで餌をどれだけ消費したのかを、数えてみました。
| 年数 | 個体数 | 消費した餌の総量 | 計算式 |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 2匹 | 2年分 | 2=2 |
| 2年目 | 4匹 | 6年分 | 2+4=6 |
| 3年目 | 8匹 | 14年分 | 2+4+8=14 |
| 4年目 | 16匹 | 30年分 | 2+4+8+16=30 |
| 5年目 | 32匹 | 62年分 | 2+4+8+16+32=62 |
| 6年目 | 64匹 | 126年分 | 2+4+8+16+32+64=126 |
数学にとって、この様に実際に書いてみるのはとても大切な事です。(数学は算数じゃないからね!数学は計算する事じゃないよ!)
が、いつもこの様に書いて調べる訳にもいきません。だって、「100年分」だから数えられたけど、「十万年分」だったらどうします?数えるの?やだなぁ。
そこで、そういう場合には、算数(計算)の力を借りましょう。
ネズミの数自身、2、4、8、16、32・・・・は、等比数列のページで計算で求める方法を説明しましたよね。
で計算出来ました。
じゃあ、消費した餌の量、2、6、14、30、62・・・というのも、簡単な計算で出せませんかね?
そこで、初項から第n項までの和をSnと書く事にしましょうよ。
つまり、
と書く訳です。
で、まず結論から書きますと、初項a1公比rの等比数列の、初項から第n項までの和は、
と書ける事が分かっています。
これは今後非常に良く使いますし、導出が簡単ではないので、覚えて下さい。
例のネズミの数の数列は、初項2、公比2ですから、
と書ける訳ですね。これさえ分かっていれば、nに数字を代入するだけで、食べちゃった餌の数は出るんです。