さて、これは数学1、数学Aでも確認した事なのですが、ここで再確認しましょう。そうしないと、ここから先が大変ですから。
区別は付いていますか?
まず見た目・形式の違いは右辺・左辺があるのが「方程式」、無いのが「式」です。
では、
X2+3X+2=0
はどっち?そう、方程式ですね。
X2+3X+2
は?そう、式です。では、
f(x)=X2+3X+2
は? 方程式? 式?
イコールが付いているから、方程式と思っている人も多いようですが、これは「式」です。このイコールは意味が違いますから。
では、
Y=X2+3X+2
だと、どっちですか?
これは「式」なんですね。
違いは分かりましたか?
こんな場合を考えてみましょう。
「太郎くんが1000円を持って郵便局に行きました。一枚80円の切手を X 枚買ったら、いくら残っていますか?」
という問題があったとしましょう。(馬鹿にするなと怒らないでね)
答は説明は要らないでしょう。
1000−80・X
でしょ?
この「値」自身は、Xの値が変わると変わる訳でしょ?
(何、当たり前のことを言っているのだと思うでしょうが、そこが大事なのです)
この様に、「変数(この場合はX)を変化させると、値が変わる物」を「式」と言います。
ところで、いちいちこの式を指して言うのに「1000−80・X」と呼ぶのは面倒ですね。
そこで、愛称を付ける事が多いです。よく使う愛称が「f」や「g」です。例えば今回は愛称を「f」としましょう。
f=1000−80・X
と名前を付けるのです。こうすれば、いちいち本名の「1000−80・X」を呼ばなくても「f」と呼べばいいので、便利でしょ?
唯、「f」つまり「1000−80・X」は、「「X」を変えると値が変わるんだよ」という事を分かり易く表現するため、(x)という記号をつけて、
f(x)=1000−80・X
と書く事が多いのですね。
つまりこの場合、「右辺と左辺」なのではなくて、「本名:1000−80・X」と「愛称:f(x)」が等しいという事を意味しているだけです。
たっちゃん=太郎君
というだけです。
ですから、このイコールは成立しない事はありません。だって、右辺も左辺も同じ物なのですから。どんなXでも成立します。ここが方程式との根本的な違いです。
さらに、グラフを描けるのも、「式」の特徴です。
f(x)は、Xを変化させると変化する事を視覚的に理解するために、Y=f(x)として、(要するに縦軸にf(x)の値を描いて)表現すると、左のように書けます。
Xの値によってf(x)が変化する様子が、一目瞭然ですね。 この場合、「y」は「f(x)」を言い換えただけ(つまり愛称の愛称)で、「f(x)」も「1000−80X」を言い換えただけですから、三つとも同じ物です。
では、方程式とは何なのでしょうか?