「二次関数を解く」話は、中学生の時に始まり、高校に入ってから、さらに改良が加わりましたが、ここでさらにその応用編です。
今まで二次関数を解くのに使ってきた方法は、主に3通りありました。
まず、一目瞭然な形。例えば、
X2=4
は、
X=
2
となるには説明が要らなかったでしょう。
次に、因数分解を使う形。
X2+3X+2=0
の場合は、因数分解を用いて、
(x+2)(x+1)=0
から、
X=−2,−1
と解くことができました。
で、因数分解ができない場合は、最後の手段。「解の公式」を使う場合がありました。
X2−3X+1=0
の場合でしたら、
と解けました。
しかし、全ての二次方程式が解ける訳ではありませんでしたね。
例えば、
X2−2X+5=0
などの場合は、上のどの方法も使えませんでした。
解の公式でなら行けそうな気もしますが、
ルートの中が負になってしまい、中学校以来のルール「ルートの中に負の数字を入れてはいけない」のため、計算が立ち往生してしまうのでした。
まあ、それもそのはずです。数学1・Aを思い出してみてください。
方程式を、
Y=X2−2X+5
一端「式」に変換して、グラフに描いてみましょう。
Y=(X−1)2+4
ですから、
軸と交わらないので、交点がありません。ですから、解はありません。
別な言い方をすると、「判別式が負」なので、解はありません。ですから方程式は解けないはずです。
と、ここまでは、数学1・Aまでの話です。
でも、数学Bでは「虚数単位i」が登場しました。これで話が変わります。
「判別式が負」になると、「解が無い」理由は、「ルートの中が負になる」からでした。しかし、「虚数単位i」を使えば、別にルートの中が負になっても構わない訳でしょ?
そうです、「i」を使う事で、二次関数の考え方が変わります。
では、次のページで、虚数を用いた方程式の考え方の話をしましょう。