まず結論から書けば、
aX2+bX+c=0
の二つの解を、αとβとすると、
α+β=−(b/a)
α・β=(c/a)
が成立します。
この関係を、「解と係数の関係」と言います。
要するに、係数a、b、cだけ見れば、解自身は分からないけれど、二つの解を足した結果(α+β)と、掛けた結果(α・β)だけなら、すぐ分かると言う事です。
具体的に書くと、
X2−3X+2=0
の二つの解を、αとβとすると、
α+β=3
α・β=2
になる事が、分かります。
もちろん方程式を解けば、「解の和」も「解の積」も出ますよ。でも、この解と係数の関係なら、ずっと楽でしょ?
もちろん「 X2−3X+2=0 」の解は、因数分解で「2」と「1」と分かりますから、このくらい簡単な方程式に対しては必要性は小さいのですが、
2X2+168X+38=0
でしたら、解を求めるのはいやでしょ?
でも、解と係数の関係であれば、
α+β=−84
α・β=19
と、すぐ分かるでしょ?
この性質は、何かと利用できます。
では、なぜこれが成り立つのかを、下に書いておきます。ま、最初は良いです。参考書で解と係数の関係の練習問題をやって、慣れてから、下の説明を読んで下さい。
(解と係数の関係の説明)
aX2+bX+c=0
の二つの解が、αとβならば、因数分解を使って、
aX2+bX+c=a(X−α)(X−β)=0
と書けるはずですね。
ここの右辺を展開すると、
aX2+bX+c=a(X2−(α+β)X+(αβ))=0
カッコを展開すると、
aX2+bX+c=aX2−a(α+β)X+a(αβ)=0
ここで、係数を比較すると、
a(α+β)=−b
a・α・β=c
ですから、
α+β=−(b/a)
α・β=(c/a)
が成立します。