さて、先程はベクトルに唯の数字を掛けた場合の話をしましたね。
では、今度はベクトル同志の掛け算の話をしましょう。
実は、ベクトル同志の掛け算には、いくつかの種類があります。
高校数学ではその中の「内積(ないせき)」だけを扱います。(大学受験数学ではその他に、「外積(がいせき)」も扱います)
では、その内積の話です。左の
と
の内積です。
内積は、記号「・」で表します。ですから
と
の内積は、
・
と書きます。
「掛け算記号「・」は省略してもよい」と中学校で習ったと思いますが、内積は普通の掛け算ではないので、省略できません。また「×」の記号は、意味が変わるので使用できません。「・」を使って下さい。
内積の定義(ルール)は、
・
=
COSθ
です。つまり、ベクトルの大きさ同志を掛けて、さらに間の角度のcosを掛けて下さい。
(関係ないけど、θは「シータ」と読みます。ギリシャ文字です)
話が抽象的で分かり難いかな?
では、具体的に書いてみましょうか。
=4
=2
θ=60度
としてみましょうか? すると内積は、
・
=
COSθ
と、
・
=4になる訳です。
ここでポイントは、内積の結果出てくる結果は、ベクトルではないのです!!。「4」には方向が無いでしょ?この事は後々すごく重要になりますよ。
さて、ベクトルの長さが分かっている時は良いのですが、成分表示されている場合は、どのように計算すれば良いのでしょうか?
次はその話をしましょう。